プロクソンフライス盤改造
2017-01-08

プロクソンのミニフライス盤を改造して使われている方々が世の中にはたくさんおられます。
他の人のアイデアを参考に、私も冬休みに挑戦してみました。

使うのは激安デジタルノギス。ネット通販で1個¥800のものを3個用意しました。
「カーボンデジタルノギス」という名前ですが、カーボン含有量はいかほどのものか。

改造してつかいますので、まずは裏のシールをはがして分解。

本体とスケールの間には板バネが入っています。
無いとスライド時にしっくりせず、ガタが大きくなりますので向きを確認してから
飛ばさないように本体を外しましょう。

こんな感じで。

分解時にこのスクレーパーを紛失しやすいので取り付け状態をよく確認してから
さきに取り外しておきましょう。

ノギスに付き物の深さを測る棒は今回不要ですので取り外し。
ガタが大きくなるかなと思いましたが、そうでもありません。

不要な部分をよく考えて切り取ってしまいます。

はい。切り取り完了。プラスチック製なので工作は簡単。

先ほどの板バネを飛ばさないよう先に入れておいてからスケールを斜めからはめ込み。

こんな感じで3本のデジタルスケールを準備しました。

縦軸へはこんな感じでステーを製作して取り付け。
スケールの取り付けは片持ちで十分ですので下側のみ固定。
本体は自動車外装用両面テープで固定しました。

横軸の取り付けがいちばん悩みます。
色々と方法があるようでうが、ここをどう工夫するのか考えながら作るのが
私にとって至福の時間。じっくり2日間かかりました。
今までは被切削物にケガキを入れて慎重に加工と測定を繰り返していましたが
これからはスケールの数値を頼りに加工することができ作業がはかどると共に
自作の回転テーブルと相まって工作の幅も広がりそうです。
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